日本マイクロソフト株式会社 

長谷川洋介センター長
野瀬 千景

9月末から12月初旬にかけて計6回のマインドフルネス講演・実践会を日本マイクロソフト株式会社様で実施致しました。

常に変化・革新を求められるIT業界の中核に存在し、ソフトウェアの開発、販売に取り組まれている組織風土は、常々様々なメディアで取り上げられています。今夏も、週勤四日制を試験的に導入された取り組みを見聞きした方も多いのではないでしょうか。

実は、マイクロソフト様では社員の皆様のWell-beingを大変重視され、メディカルルームを中心に2012年から年に一度健康プログラムを開催しているそうです。今年は“心とからだを調える”をテーマに、各種の取り組みを実施され、その中の取り組みの一つとしてマインドフルネスを紹介させていただきました。どの回も講義から実践という流れで、特に実践に重点をおきました。マインドフルネスを初めて聞く、また聞いたこと・読んだことがあっても実践は未経験という参加者の方が多かったのですが、皆さんとても飲み込みが早いようで、ゆっくりと、そして確実にマインドフルネスの穏やかな時間を体験していただけたようです。終了後のアンケートでも大変満足、日常への応用を続けたい、という声をたくさんいただき、感謝しております。中でも印象に残った一つに、視覚障碍者の方が参加している実践会でメディカルルームの皆さんがごく自然にサポートの手を伸ばされていたことがあります。聞いてみると、障碍者雇用の推し進め方も有効的で、多様性を尊重し人が生きて仕事をする上でのアイデンティティを守る工夫があることに気づかされました。

実践会の最終日、洋介先生が少し触れていたのですが、マインドフルネスは自分を見つめる中で人は他者との関わりのなかで生きていると再認識する、というお話がありました。それに通じるものが、当たり前に目の前にある様子はとても温かかったです。

ご参加いただいた皆様、どうもありがとうございました!また良いご縁がありますように。